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工場見学に行こう!
身近で体感!地元の学びスポット「造幣局 さいたま支局」
さいたま市大宮区 | 埼玉 |2025年03月04日
工場見学は、造幣さいたま博物館の中にある見学通路から、ガラス越しに貨幣や勲章の製造工程を見ることができます。メインは収集用の「プルーフ貨幣」と勲章ですが、普段使われている貨幣の製造工程を見られることも。
博物館ではこれまでに発行された記念貨幣や勲章、古銭など約1000点の展示品があり、さらに体験型の展示も充実させています。自分のペースでまわれる自由見学はもちろん、貴重なお話をきけるガイドツアーも大人気。年齢にかかわらず、楽しみながらお金について学べる場所です。
さいたま支局が開局したのは2016年10月。高速道路とのアクセスに優れ、貨幣、勲章等の輸送を安全・確実に行えることなどを理由にこの地が選ばれました。構内には八重桜を主体に26品種107本の桜が植えられており、毎年春には「桜のさんぽ道」として一般開放。今年の開催期間等は造幣局のホームページでお知らせ予定です。
また秋には「造幣さいたまサンクスフェア」を開催し、休日の工場見学をメインに、子ども向けの体験型イベントなどを行っています。
見どころ
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見どころ①|特別な貨幣「プルーフ貨幣」の製造工程
プルーフ貨幣とは、特別に丁寧に造られる表面に鏡のような光沢を持たせた収集用の貨幣のこと。1円から500円までのプルーフ貨幣をすべて製造しているのはさいたま支局だけなんだそう。 -
見どころ②|匠の技が光る! 勲章の製造工程
職員の方が一つひとつ手作業で勲章をつくる様子が見られます。卓越した技能者として厚生労働大臣から表彰される「現代の名工」や、極めて優れた技能を有する者として埼玉県知事から表彰される「埼玉の名工」を受賞した職員の方も製造に携わっているそう。 -
見どころ③|貨幣の偽造防止技術が学べる
展示室にある「500円貨幣の偽造防止技術」紹介コーナーでは、偽造防止に関する研究開発や技術向上の成果をご紹介。貨幣に込められた日本の高度な技術を知ることができます。写真上:異なる金属を組み合わせる『バイカラークラッド技術』。写真下:特に高度な技術が必要とされる『異形斜めギザ』。 -
見どころ④|大人気の体験コーナー&ミントショップ
博物館2階にある体験コーナーでは、自分の貨幣の健康診断ができる機械のほか、貨幣袋・千両箱の重さ体験、3Dトリックアートが撮れるフォトスポットなどがあります。貨幣セットや金属工芸品、貨幣を模した文房具やお菓子などを販売するミントショップも人気です。
造幣局 さいたま支局
さいたま市大宮区北袋町1-190-22/048-645-5899/見学時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)/見学料:無料/見学日 HP内の「造幣さいたま博物館・工場見学カレンダー」にて要確認/アクセス:さいたま新都心駅東口より徒歩約12分
取材協力:総務課広報室 竹田風琴さん