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足立で飲むこだわりの一杯
足立区|地ビール・地酒の奥深き世界へ
足立区 | 東京 |2025年11月04日

飲むたびに足立を誇れる地元愛で育てたクラフトビール【あだちブルワリー】
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昨年誕生したばかりのクラフトビール醸造・販売所。「ADACHI BEER」は厳選された素材を使用して小ロットで丁寧に醸造、麦芽の糖化から発酵、貯酒、瓶詰めまで、すべての工程を所内で行っています。仕込み水には足立区の水、麦芽はドイツ産、ホップはアメリカ産とドイツ産のものを使い、麦芽とホップのバランスを重視したビール造りが持ち味。
地域との結びつきも大切にし、区内唯一の稲作農家「ファーム136」のもち米を使用した限定ビールの開発など地元食材を取り入れた活動にも積極的。
代表の阿尾さんは、「生まれた故郷である足立区に誇りを持って生きてほしい」との想いから「自分でも地元産のクラフトビールを造りたい」と醸造を開始。「誰が造ったのかわかるビールを提供することで、地域コミュニティが発展するような"いい文化"を作りたいと思っています」。醸造所でのボトルの直販のほか、区内の酒屋や飲食店にも流通させ、幅広い人々に「ADACHI BEER」が届くように工夫。次世代に残せる銘柄にすることを目標に、日々ビール造りに励んでいます。最近では足立区のふるさと納税返礼品にも選ばれ、区外への魅力発信にも貢献。醸造所併設のビアスタンドでは、作りたての新鮮なクラフトビールが味わえ、初めての方には3種類のビールを選べる飲み比べセットもあり、自分好みの「ADACHI BEER」を見つけるのにも最適です。 -
自家製ホップと地域連携。小規模だからこそできる、顔が見えるビール造りを行っています。
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豊富なラインナップ
定番のラインナップとして、ピルスナー、ペールエール、IPA、ヴァイツェン、ポーターなど、ビール好きを唸らせるオーソドックスで本格的な5種類以上を展開。フルーティーなアロマを持つモザイクホップを使用したピルスナーや、パンチのあるIPAなど、個性が光るビールを提供しています。
あだちブルワリー
TEL 03-5856-9962/足立区西新井本町3-10-24/日暮里・舎人ライナー「江北駅」より徒歩8分 ほか/平日16:00〜22:00・土日12:00〜22:00 月火定休
あだちブルワリー
親子の情熱と感性が織りなす、奥千住の銘酒処【成田酒店】
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成田酒店は、昭和元年(1926年)創業。元々は街の酒屋としてスタートしましたが、3代目現店主が「お酒の面白さを伝えたい」とコンセプトを掲げ地酒専門店へと業態を変更。イベント開催や地域特産品を使ったオリジナル商品、千住ねぎ焼酎「やっちゃ場」などの開発に力を入れ、楽しいと思える活動と品揃えにこだわった営業を続けています。2026年に迎える100周年を見据え、オリジナルグッズの作成や近隣店舗とのコラボなど、伝統を大切にしつつ、多様性のある酒屋を目指して進化を続けています。
2023年よりイラストレーターとしても活動する4代目が合流し「より気軽に人の集まるお店」になるよう角打ちスタイルの店舗に改装。
ビールが主役の特製料理がたまらない、大人の秘密基地【AWAYA】
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国産クラフトビールとオーナー特製料理が自慢のダイニングバー。店名の由来はビールの「泡」。オーナーは元イタリアン料理長で、その経験と毎日の足立市場での目利きを活かし、新鮮な食材を使った多彩な料理を提供。元イタリアン出身らしく「週替わりの生パスタ」やビールで煮込んだ「牛筋の煮込み」など、ビールに合う特製料理を提供しています。お酒は国産クラフトビールにこだわり、樽生ビールを常時2種、ボトルビールを6種取り揃えています。樽がなくなり次第新しい地方のビールを仕入れるため、訪れるたびに新しい一杯との出会いが。
写真:フリット(950円)足立市場で仕入れた旬の魚介類や野菜をビールの衣で揚げたフリット。ビールのおつまみに。
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